さ行のギター関連用語
さ
・サウンドホール
アコースティックギター本体の中央にある穴のことをサウンドホールと呼ぶ。ボディに共鳴した音を外部に伝えるためにトップに空けられている。円形のラウンドホール、f字ホール、楕円形のオーバルホールがある。
・サステイン
ギターの弦を弾いた音が、持続してから減退するまでの長さをサステインと呼ぶ。「サステインが伸びる」という言葉はよく耳にするが、音が長く伸びていうる様子を指している。高価なギターほどサステインがよく伸びる傾向にある。
・サドル
ギターのブリッジ部分に弦を乗せるパーツ。材質は牛骨、プラスチック、形成カルシウムなど様々ある。アコースティックギターの場合、素人がいじれる数少ないパースの一つ。
・サムピック
フィンガーピッキング用に親指装着して使用するピック。より大きな音を出したい場合や、音質をはっきりと出したい場合に使用する。材質はプラスチック、金属、高価なものは鼈甲などがある。サムピックを装着してプレイするのは相当な熟練が必要となる。
・サンバースト
ギターのボディカラー。ボディ外周の濃いカラーが中央に向かうにつれて薄くなっていくように施された塗装のこと。レッドサンバーストやチェリーサンバーストなどが有名。
し
・シダー
ギターに使われる木材。杉科の木材で原産地はカナダ、北米など。スプルースと比べて柔らかく、レスポンスのよい温かい音色。
・シリコンクロス
ギター本体を拭く布。古いTシャツとかでも代用可。
・シグネチャーモデル
特定のアーティストとギターメーカーが提携して製作されたギターモデル。いわゆる「コラポ商品」。アーティストは、設計や仕様、デザインについてアドバイスする場合が多い。
・順反り
ネックがボディの表板方向にそった状態のこと。順反りがひどくなると弦高が高くなり弾きにくくなるのでトラスロッドで順反りを修正する必要がある。
・12弦ギター
通常のギターに張られている6つの弦のほか、それぞれに復弦と呼ばれる弦が張られているギター。3,4,5,6弦はオクターブ上、1.2弦は同音。基本的な弾き方は普通のギターと同じだが、弦が多いぶん初心者には扱いが難しいギターといえる。ダイナミックなサウンドが特徴で、リフやメロディを弾くのによく利用される。
・ジョイント
ネックとボディの接合部分。アコギの場合12フレットジョイント、14フレットジョイントと表記されていれば、ネックとボディの境目がそれぞれ12フレット、14フレット目の部分でジョインされていることを表している。エレキギターの場合はフィンガーボード上のフレットの総数を指している。
・湿気
そのままだが湿気のこと。ギターは乾燥や湿気に弱く、湿度が安定していないとギターが膨張したり、 ネックが反ったりする場合がある。通常はギターケースに乾燥剤を入れて対処するか除湿機を使って調整する。最適湿度は50%前後。
・指板
ギターの部分の名称。別名フィンガーボード。アコースティックギター、エレキギター問わずこの部分は木で出来ている。
・シールド
エレキギターとアンプ、その他の機材と繋ぐケーブルのこと。
・シェイクハンド
ネックの持ち方の一つ。左手でネックを握手するように持ち、低音弦を左手親指で 押さえるため、人差し指から小指が自由に動かせる。ある程度手が大きい人向けの持ち方といえる。
・ショートスケール
ギターの弦長がノーマルスケールよりも短いモデル。J-45もショートスケールに分類される。
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・スリーフィンガーピッキング
親指、中指、人差し指の三本指を使ってギターを演奏するスタイル。フォークソングに代表されるピッキングテクニック。エレキギターではあまり使用しない。
・スケール
音楽用語としては音階の意味だが、ギター用語としては少し意味が違う。弦長、ヘッド側の弦の接点であるナットからブリッジ側の接点であるサドルまでの距離を指している。フィンガーボード上のフレットは、ケールが短いほどフレット間も小さくなるので、手の小さい人にも弾きやすいギターとなる。
・ストローク
指もしくはピックを使って「和音」を鳴らすことをストロークと呼ぶ。 弾き語りでは定番のプレイスタイル。力任せに大きな音を鳴らさないのが上達の秘訣だったりする。
・スパニッシュギター
ギターの種類のこと。基本的にはクラシックギター、ガットギター、フラメンコギターと同じくくりである。スティール弦を張らない普通のギター全般を指す。
・スプルース
アコースティックギターのトップ板に使用されている代表的な木材。マツ科トウヒ属の針葉樹の総称。上質なスプルースはレスポンスの良い深みのある音が鳴る。
・スライド
ピッキングした後に右手の指で弦を押さえた状態で他のポジションへ滑らせて音程を変化させるギターテクニック。高音へのスライドをスライドアップ、低音へのスライドをスライドダウンという。
・スライドギター
ガラスや金属製の「筒状のバー」を指に装着して、弦の上をすべらせて弾く奏法。ハワイアンギターやドブロギターはスライドギターで弾くために設計されている。別名ボトルネック奏法とも呼ばれるが、これは黒人ブルースマンが空き瓶を加工してバーを作っていたのに由来する。
・スラッキーギター
ハワイで発達したオープンチューニング法のこと。名前の由来は通常の調弦よりも低く調弦されていることからslack-keyの名がついた。
・スタッカート
音を短く切るテクニック。方法は2通りある。ピッキング直後に指を軽く浮かせる。または、 ピッキング直後に素早く同じ弦にピックを当てて音を消す。
・スチール弦
鉄製の弦。アコースティックギターやエレキギターに使われる。1,2弦は針金状になっていて、3,4,5,6 弦は針金にスチールを巻いた弦となっている。
・ストラップ
立った状態でギターを演奏するために使用するベルトのこと。素材は皮製やナイロン製など色々ある。 見た目を気にするなら皮製のストラップが一本欲しいところだ。
・ストラトキャスター
fener社の販売するエレキギターの種類の一つ。世界で最も普及している形状。
・スラップ
アコギ、クラシックギターでよく使われるテクニックの一つ。右手の指先の腹で弦をたたくようにして 音を出す奏法。指先にたいして垂直に叩くと指板と弦がぶつかってしまうため、軽く角度をつけて「はたく」 感じで音を出すのがポイント。
・スロッテッドヘッド
ガットギターのほとんどに採用されているヘッド部分の形状。スロット(細長い穴)がヘッドに空けられている。
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・セーハ
2本以上の弦を一本の指で押さえること。別名バレーとも呼ぶ。 バレーコードであるFコードが難しいため挫折したという人も多いので初心者には難しいかもしれない。
・セミソリッドギター
ソリッドギターの中でもボディの一部が空洞になっているタイプのエレキギター。
・セミアコースティックギター
アコースティックギターとあるがボディに空洞があるタイプで実質はエレキギター。ボディが薄いのでセミアコと略されている。
そ
・側面板
アコースティックギターの部分の名称。別名サイドボード。ボディの側面を形成する板。 単板、合板があるが音にはさほど影響のない部分といわれてる。
・ソロギター
ギター一本で伴奏からメロディラインまで完結させることをソロギターという。ギターソロは伴奏の途中でギターがメインとなってメロディを弾くパートのこと。言葉は似ているが実際は全然違う。
・ソリッドギター
エレキギターというとこのタイプをさすことが多い。何枚かの板を貼り合せて空洞のないボディが 特徴。
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