か行 | ギター関連用語集

か行のギター関連用語

 

・開放弦
弦を指で押さえていない状態の弦のこと。タブ譜では「0」で表現されている。

・乾燥
ギターはエレキ、アコギ問わず乾燥に弱い。日本の気候は高温多湿なので輸入されてきたギターは湿度の影響をどうしても受けてしまう。そのため空調や除湿剤を用いて湿度を安定させるのが理想である。

・カポタスト
ギターに装着する小物。ネックに装着することで調を上げることが可能。アコースティックギターで使用されることがほとんど。弾き語りをする時、自分にあったキーに調整するため取り付けることが多い。種類も豊富で廉価なゴム製のものから特殊金属で出来た高価な品まである。
カポタスト エレキ フォーク アコースティック ギター用 (ブラック  黒)

・ガットギター
基本的にはアコースティックギターのくくりに属するギター。ガットギターの場合は張られている弦がナイロン弦となる。クラシックギターと表現されることも多い。

・カッタウェイモデル
アコースティックギターの形状の一つ。ギターボディ表面の右肩部分がえぐり取られているような形が特徴。これによりフィンガーボードの高音弦が弾きやすくなる。エレアコで採用されているのが多い。ちなみに片側だけが切り取られたものをシングルカッタウェイ。両肩がないものをダブルカッタウェイと呼ぶ。

・カッティング
ストロークのこと。コードをリズミカルに弾くことをカッティングと表現することもある。一般的にはブラッシングやミュート奏法をおりまぜたプレイスタイルを示すことが多い。ちなみに英語ではstrummingという。

・カーターファミリーピッキング
アコースティックギターの伴奏テクニックの一つ。1920年代から30年代にかけて活躍したフォークグループ「カーターファミリー」によって生み出された奏法。1拍目に親指低音弦、2拍目に残りの指で高音弦側をブラッシングする。これを繰り返すことで、ベースと伴奏の表現が可能となる。カントリーやブルーグラス、フォークの基本となっている。
Last Sessions: Their Complete Victor Recordings - 1934-1941

・カントリーミュージック
カントリー・ミュージックはアメリカ合衆国南部で発祥した音楽の一つ。元々はヨーロッパの伝統的な民謡やケルト音楽などが礎となる。1930年代に成立した以来、ブルーグラス、ジャグバンドに影響を与えつつも、オルタナ・カントリー、アウトロー・カントリーなど独自の進化を遂げている。演奏スタイルはブルーグラスと同様、基本的にはギター、マンドリン、フィドル(ヴァイオリン)、バンジョー、リゾネーター・ギター、スティール・ギター、ウッドベース、アコーディオン、ハーモニカなどがアコースティック楽器が用いられるが、近年ではエレキギターやキーボードも加わっているので明確なスタイルは存在しない。

・ギアー
アコギ・エレキ問わず使用されている部品の名称。弦をしめたり緩めたりするのに使う。

・ギタースタンド
ギターを置くための専用スタンド。

・キー
キー(key)とは楽曲を全体的に見た音程の高さで、その楽曲の中でもっとも安定したコード(トニックコード)のことを指す。

・ギャロッピング
フィンガーピッキング奏法の一つ。オルタネイトベースにシンコペーションを利かせたメロディ・パートを組み合わせた演奏スタイル。マールトラヴィスのプレイスタイルが初期ギャロッピングの完成系とされている。

・逆反り
ネックがボディ裏板方向に反りかえるトラブルのこと。はんたいにおじぎする方向で反ることを順反りとよぶ。軽度の反りであればトラスロッドで修正することができる。

・ クラシックギター
ナイロン製の弦を使ったギターのこと。ガットギターとも呼ばれる。使用されるジャンルは広くクラシックから演歌まで様々なジャンルで使われている。

・クロス
ギターの汚れを拭くための布。古いTシャツとかで代用可能。店で売られている専用品の場合はギター本体に優しい素材が使われている。大切なギターには良い素材で磨きたいものだ。

・クロスピッキング
ピッキング奏法の一種。フラットピッキングを行っている時に、音符ごとに異なる弦をアップダウンさせて弾くことをいう。クロスピッキングの名手といえばドック・ワトソンがまずあげられる。

・グリッサンド
ギターテクニックの一つ。スライドと基本的には同じやり方だが、音の開始位置や終了位置が特に決まっていないのものをグリッサンドとよぶ。

・クロマチックラン
ギターテクニックの一つ。6弦上のハイポジションからローポジションにかけて右手でミュートしながらポジションダウンしつつ、高速でトレモロピッキングをする奏法。古い話だがベンチャーズのテケテケテンが有名。

・クリシェ
ギターの伴奏テクニックの一つ。あるコードにたいし、半音もしくは全音によるスムーズなラインを作ることで変化をつけて演奏することをいう。

・ ゲージ
ギターの弦の太さ。一般的にはライトゲージが普及ゲージ、ミディアムゲージは少し太め、エクストラライトゲージが細いゲージとなっている。

・弦
そのままだがギターの弦のこと。アコースティックギターやエレキギターは通常スチール弦を使う。クラシックギターはナイロン弦を張る。弦の太さはヘビーゲージ、ミディアムゲージ、ライトゲージに分類されている。弦が細いほど弾きやすくはなるが肝心の音については太い方がより厚みのあるサウンドが得られる。

・弦潤滑スプレー
ギターメンテナンス用品。ネック上の弦にスプレーすることで左手の指の動きがスムーズになる。弦のサビ止めの効果もあるので一つは持っておきたい。
TONE FINGER EASE フィンガーイーズ

弦高
ギターの弦の高さのこと。フレット上辺から弦底辺までの隙間のことを示す。弦高が高いと当然弾きにくいが、低すぎると音がフレットやフィンガーボードと干渉して雑音が生じてしまう。

・弦高調整
弦高を弾きやすくするための調整のこと。弦高が高いと弾きにくく、低すぎると音に ビビりが発生するので適切な高さが必要となる。弦高は季節や湿度、経年によって変化するので調整をするわけだが、ある程度の知識が必要になる。

・弦長
ナットからブリッジまでの弦の長さ。英語読みでスケールともいう。一般的には弦長が短いギターの方が弾きやすいと思われる。

・ コア材
ギターに使われる木材。ハワイアンコアウッドが有名で原産地はハワイ。ウクレレで使用されることが多い。明るく軽快な音が特徴。

・コード
3つ以上の異なる音が同時に響くことをコード(和音)という。2つの音が同時に響くことは重音。
基本5コードを変形! あらゆるギター・コードが身につく学習帳 (CD付) (ギター・マガジン)

 

スポンサーリンク