は行のギター関連用語
は
・バインディング
ギターボディの外周の縁を取り巻く装飾。
・ハイフレット
ギターフレットの高音部のこと。ハイポジションとも呼ぶ。一般的に5フレット以降はハイフレットに属する認識である。
・ハカランダ
アコースティックギターのサイド板、バック板に用いられる木材。90年代に絶滅危惧種に指定されて以来、ワシントン条約で商業輸出が禁止されている。そのため現在では希少な高級木材とされている。別名ブラジリアンローズウッド。
・ハンマリングオン
ギターテクニックの一つ。フレット間の弦を叩いて音を鳴らす演奏方法。例、5弦5フレット(ピッキング)→5弦7フレット(左手の指でハンマリングオン)。ハンマリングオンとプリングオフを組み合わせることで右手でピッキングしなくてもメロディを弾くことが出来る。
・ハーフチョーキング
チョーキングテクニックの一つ。半音だけ音を変化させるチョーキング。
・ハーモナイズドチョーキング
チョーキングテクニックの一つ。2本の弦を同時にピッキングし低い方の弦をチョークアップさせるチョーキング。ユニゾンチョーキングとやり方は一緒。 違いは2音が別々になるという点。
・パーム
アコギ、クラシックギター特有の演奏テクニック。手首に近い手のひらをサウンドホール上の表板に押し付けるようにして低く鈍い音を出すテクニック。ポイントは手首の動きだけで叩くこと。パームをしたあとネイルアタックに繋げることも多い。
・パーラーギター
ボディが小さいタイプのギター。ウクレレ、部屋の装飾に使われるミニギターよりは大きく設計されてるので演奏性はある程度確保されている。
バレーコード
ギターコードの中でも左手の人差し指をまっすぐに伸ばした状態で、複数の弦を押さえることをバレーとよぶ。Fコード、Bコード、Gmコード、Cmコードはバレーコードの中でもよく使われる基本コード。フレットのすぐ横を押さえて鳴らすのがポイント。
ひ
・ピエゾピックアップ
アコースティックギターに装着してアンプに出力するための装置。通常、ブリッジのサドル下に組み込まれる。
・ピック
ギターの弦を弾くのに使う擬似爪小物。ピックの種類も複数あり、ティアドロップ、トライアングル、ホームベース、サムピックがある。それぞれ材質、太さ(厚み)に違いがある。一般的にはティアドロップのミディアムサイズが標準的に使用されている。
・ピックアップ
ギターの音をアンプにつないで増幅させるために取り付けて音を拾わせる装置。エレキギターには全て取り付けられているが、基本的にアコースティックギターには備わっていない。アコースティックギターにピックアップを取り付けることは可能だが、あらかじめ搭載されたギターをエレアコという。ピックアップにはマグネット式、ピエゾ式、インブリッジ式の3つ主流だがエレアコの場合はピエゾタイプがもっとも普及している。
・ピックギター
アーチトップでfホール持つアコースティックギターの総称。
・ピックガード
サウンドホールにそって取り付けられたプラスチックの板。ストロークした時に、ピックのひっかき傷が生じるのを防ぐ目的で取り付けられている。ストロークプレイに使われないギターモデルでは、ピックガードが初めからないものもある。
・ピンオープナー
弦交換する際にブリッジピンを抜き取るのにつかう道具。なくてもニッパーなどで代用が利くので持っていない人も多いが、高価なものでもないのであると便利。
・ピックアップ
ギターの弦の音を拾い電気信号に変える装置。エレキギターには必ず付いてあるが、アコースティックギターでも後から取り付けることは可能。
・ビブラート
ギターテクニックの一つ。音を揺らすことの意。エレキギターではチョークアップとチョークダウンを繰り返して音を揺らす。アコースティックギターの場合は指を左右に揺らして音を揺らす。
・ピッキングハーモニクス
ギターテクニック、ハーモニクスの一つ。ピックを深く持ちピッキングと同時に右手の親指の先を 弦に触れることで得られるハーモニクス。
・ピックスクラッチ
ギターピックの側面を弦に擦りつけることでノイズ状の効果音を出すテクニック。通常はブリッジ側からヘッド側に向かってピックを移動させる。
ふ
・フィニッシュ
ギターボディの仕上げの色のこと。カラーリング。
・フィンガーボード
ギターの部位の名称。ネックに取り付けられた指板のこと。主に使われている材は、エボニー、ローズウッドといった木材である。
・フィンガーピッキング
フラットピックを使わず、指を使って弾く奏法の総称。ツーフィンガー、スリーフィンガー、ギャロッピングなど特定の奏法を示していることが多い。
・フィンガーピック
フィンガーピッキング用のピック。右手の人差指と中指に装着して使用する。
・フォークギター
和製英語。アコースティックギターの種類としては存在しないので注意。名前の由来は1966年にヤマハがフォークギターと命名して販売したことから。
・フラットトップギター
ギターの表面が平らなギター。一般的にはアコースティックギターの表板の形状のことを指す。
・フラットピッキング
フラット(平らな)なピックを使用して弾くギター奏法の総称。ブルーグラス系のリードギター奏法の意味で使われていることが多い。
・フラットピック
平らなピックのこと。プラスチック製が主流だが、高級品ではべっ甲製のピックもある。
・ブリッジ
弦をボディ側で固定しているパーツ。サドルと一体化して弦の振動をボディに伝える。使われる材はローズウッド、エボニーなど。
・ブリッジピン
弦とサドルを固定するためのピン。材質は、樹脂、金属、骨などがある。
・プリアンプ
音の増幅、調整に使う装置。エレアコなどのボディのサイドに備わっている。
・フルアコースティックギター
アコースティックギターではなく、ボディに空洞があるタイプのエレキギターのことを指す。セミアコよりもボディに厚みがある。ジャズギタリストに愛用されていることが多い。
・プリングオフ
ギターテクニックの一つ。ある音をピッキングした後、押さえていた指をひっかけるようにして 離すことで低音弦側の音を鳴らすテクニック。例、5弦7フレット(ピッキング)→5弦5フレット(左手指を離しプリングオフ)。ハンマリングオンと組み合わせて使用されることが多い。
・ブリッジミュート
ミュート奏法の一つ。右手の小指の側面をブリッジにあて、軽く弦に密着させた状態でピッキングすることで半分ミュート(消音)された状態で音が鳴る。エレキ、アコギ問わずよく使われている。
・ブラッシング
ミュート奏法の一つ。コード(和音)を押さえている左手を軽く浮かせ弦をミュートした 状態でストロークする。ザクザクとキレのあるアタック音を鳴らしたい時に使うテクニック。
・フレット
ギターの指板に打ち込まれた金属パーツ。半音ごとに区切られている。
・ブレイシング
アコースティックギターのボディ内部を補強する力木。力木の組み型によって内部に伝わる振動が変わってくるので、メーカーごとに様々な方式が考案されている。
・フィードバック
広義にはハウリングのこと。音の反射によって発生する共振や共鳴音。
・フィードバック奏法
エレキギター特有のテクニック。アンプから出た音を利用して弦を共振させることで永久的なサステインを発生させる奏法。あらかじめアンプのボリュームを調整してフィードバックが鳴るポイントを探しておく必要がある。
・ブルーグラス
ブルーグラス(Bluegrass music)は、アメリカのアパラチア南部に入植したスコッチ・アイリッシュの伝承音楽をベースにしたアコースティック音楽のジャンル。1945年末、ビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズにアール・スクラッグスが加わってから後に発展。演奏にはギター、フラットマンドリン、フィドル、5弦バンジョー、ドブロ、ウッドベースなどの楽器が主に使われる。
・ブルース
ブルース(Blues)は、黒人(アフリカ系アメリカ人)の間で生まれた音楽のジャンル。黒人霊歌やフィールドハラー(労働歌)などから発展したものとされている。デルタ・ブルースはアコースティック・ギターの弾き語りを基本としているが、バンド形式に発展してシカゴ・ブルースやブルースロックなど多様な展開をしている。
・フォークソング
音楽のジャンルの一つ。フォークソング(Folk Song)は元々は民謡から発祥したが、政治的抗議のメッセージを含む歌の総称(プロテストソング)としても認識されている。基本的にアコースティックギターやバンジョーを使って演奏する。
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・ペグ
ギターの部品の一つ。糸巻き部分。ペグに通した弦を巻きつけ、チューニングするためのパーツ。
・ヘッド
ギターの頭部分。ペグが取り付けられているほか、メーカーロゴ、トラスロッドがある場所。
・ペダルポイント
音の流れに関係する用語。コードチェンジしても特定の音だけは変化させないよう調整することをペダルポイントという。
・ヘビーゲージ
ギターの弦の太さのタイプ。一番太いサイズの弦なのでネックに負荷がかかり、反りの原因になったりもする。しかしヘビーゲージこそがアコースティックギターサウンドの要と評価してる人もいる。最近では置いていない店のほうが多いので、ミディアムゲージで代用している人が多い。長淵剛さんはヘビーゲージを愛用していのは有名な話。
・ベンディング
チョーキングのこと。弦を押さえたままフィンガーボード上で押し上げて音程をあげたり戻したりするテクニック。エレキギターでは必須テクニック。
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・ポジションマーク
フレットの位置を示すために施されたインレイ。
・ボディ
ギターの胴体部分のこと。表板、側板、裏板を張り合わせて形成されている。
・ボトルネック奏法
ボトルネック(スライドバー)という器具を右手の指に装着して演奏する奏法。スライド奏法の別称。フィンガーボード上でバーをすべらすようにして弾く。かつてガラス瓶の首を切り筒状にしたものを使用していたためこう呼ばれるようになった。
・ボトルオンネック
ネックとボディの接合方式。フェンダーのエレキギターで採用されている接合方式だが、アコースティックギターの場合はテイラーがこの方式を取り入れている。取り外しが可能なのでリペアが容易という利点がある。
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